
見々久神楽は、同神楽保持者会によって伝承され、御崎(みさき)神社の10月25日例大祭に奉納されています。
その起源は、江戸時代の寛政年間(1789-1801)、出雲大社の末社の神官からの伝授によると伝えられています。神楽の構成は、まず「座清メ」があり、そして「七座(しちざ)」、「式三番(しきさんば)」、「神能(しんのう)」と続きます。大枠は佐陀神能の構成に忠実ですが、佐陀の影響以前と目される要素や演目も伝え継がれており、それは「祝詞(のりと)」の天蓋(てんがい)降ろしや、「八乙女(やおとめ)」「山ノ神」「弓鎮守(ゆみちんじゅ)」「彦張(ひこはり)」などの演目となります。特筆すべきは、ここに狂言「節分詣り」が伝えられていることです。狂言は現在、槻の屋神楽の「大歳(おおとし)」とともに、わずか2ヶ所に伝承されているのみであり、方言たっぷりのやりとりは出雲弁伝承の点からも貴重と言えます。島根県指定無形民俗文化財。
(平成11年撮影)
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